中古車の価値は、車種やグレード、年式、走行距離、ボディカラーなど基本的な条件が同じものであれば、その時の標準的な価格がだいたい定まっています。なぜかと言いますと、中古車買取業者などの専門会社が参加するオークションでの落札価格や業者間の売買状況によって、各社がそのデータを元に標準的な査定価格をデータベース化しているからです。実際の査定では、この標準的な価格を基準にして、走行距離やオプションなどの装備、修理歴などに応じてプラスマイナスします。中古車を売買するときには、この標準的な査定価格を知っていますと価格交渉の時に何も知らないよりは、事が有利に運べます。
それでは、標準的な査定価格を知る方法はといいますと、インターネットの中古車情報サイトを利用するのが簡単です。このようなウェブサイトはいくつかありますが、大手のサイトが車の種類も多いですから、売買したい車がみつかりやすいでしょう。そこでは、購入するときの車両本体価格と諸費用などが表示されていますので、買いたい時には、そのままだいたいの購入代金がわかります。売りたい時には、車両本体価格を参考にしますが、これには、業者の利益やコストが上乗せされていますので、実際の買取価格はもっと安くなります。
だいたい20から30パーセント割り引いた価格が売却価格の目安になるようです。ただ、実際に買取業者などと交渉するときには、目安となる価格を知っていても、最初からそれを口に出すのはよくありません。これは、最後の切り札にしておきましょう。