トラックなどの商用車は一般的にもよく見られ、物流を支える代表とも言える車種ですが、その買取事情は広く知られていないとされています。トラックも車である以上一般の乗用車同様に買取売却が行われており、それは個人・法人問わず幅広く取り扱われているのが特徴です。個人所有も容易な軽自動車ベースの商用車であれば買取なども比較的簡単に行うことができる一方で、走行距離や車体の汚れ具合、パーツの摩耗具合といった点が評価の大きな基準となっており、その価格はピンキリともなるのが現状とされています。一般的な乗用車と同じ評価基準と似ているので、個人事業主のやりくりにも特殊な計算方法を利用しなくても良いというメリットがあると言えるでしょう。

一方で大型トラックなどの商用車は個人で扱うケースは稀で、基本的には法人企業が数台あるいはさらに多くの台数を一括購入して使用しています。そのような大型トラックの買取には一般的な中古販売業者では扱われず、提携している専門の業者に頼むことがほとんどです。特徴的なのは、たとえば走行距離10万キロ超えで車体に多少の傷があったとしても買取額がしっかりとつくことでしょう。これはもともと車体が特殊用途に使用されるためであり、さらにその用途のために各部パーツなどの耐久性が一般乗用車と比べても高いことからくる現象です。

また、国内での使用基準に漏れた中古でも海外では高く買うところがあるため値崩れしにくいという特徴もあります。